「学び」の深さの順番

先日、例年実施している3日間のワークショップを大企業の社長経験者の方が、
私の講座をオブザーブしに来られました。

通常通り実施したものの、果たして社長経験者の方から何を言われるかと
ドキドキしていました。

そして、一日半ほどして、ご一緒したランチタイムに、
その方から、こんな言葉を頂きました。

「せっかくオブザーブするので、私も手元でワークシートを埋めてみました。」
「すると、ふだん疑問に思っていたことが、解消できて、大変参考になりました。」
このやり方、大変素晴らしいですね!

ふだん企業の役員や管理職クラスの方々を対象にワークショップ型研修を実施していますが、
こんなに率直に褒められたことがなかったので、こちらも大変うれしくなりました。
そして、また自信にもなりました。
このやり方で間違っていなかったんだと。

その社長経験者の方は、こんなことを仰っていました。

『読む』『聴く』『書く』の3つで言うと、
本を読んでもなかなか頭に入らない、
説明を聞いてみると、よく分かる、
そして、それを書き出してみると、頭の整理が付く。
だから、学びは、読む、聴く、書くの順番で深まるんですよ。」

「そして、このワークショップは、さらに『発表する』ところまで、
やっているので、さらにいいですね。
自分の考えを、他の人に理解してもらうところまでやっているわけです。」

その通りですよね。
私も、これまでの教育・指導経験から、講義を聞いてもらっただけでは、
すぐに抜けてしまうので、受講者の方々に考えてもらい、その結果を
アウトプットしてもらって、さらにその結果を発表して、
他の人に理解してもらうところまでやってもらうようにしています。

さらに学びの効果が高いのは、他人に『教える』ですが、
通常の研修では、そこまでは行いにくいので、
『発表する』が最高レベルになります。

以上、さきほどの元社長の方の話を整理してみると、
下図のようになるのではないかと思います。

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